瀬戸内芸術祭二日目は、犬島と豊島を観光しました。
小豆島から移動して犬島へ着くとシンボルの建物が見えました!
この建物で、先に乗船券をして美術館等の予約・スタンプを大まかに終わらせて各所へ移動していきます。
お土産も売っているので、帰りに寄るにも良い場所でした。
まず向かったのは、妹島和世さんの「S邸 コンタクトレンズ」です。
アクリルの壁に囲まれた中にあるのは、多くの円形レンズです。このレンズが周囲の風景を映し出しているのが特徴の作品です。
無数にあるレンズに同じものが映っているのに、少しずつ姿形が変化していました。
建築としては、柱がなくアクリルの壁にアールを付けることで、柱としての役割を持たせているところが面白かったです。
そして、すぐ近くにあった作品は、妹島和世さんの「訪れた人が発生させる音」が作品になったような不思議な作品でした。
それぞれ中心の異なるアクリル壁が、中央に立って声を出すと違った反響の仕方をするので、声が何重にも聞こえました。
なかなか経験できない感覚を味わいました。
そこから少し歩いていると、中に何か雲のようなものがある建物が見えました。
案内の方に聞くと、この白いものこそが作品であり、建物は作品には含まれないとのことでした。
ちなみにこの建物も、妹島和世さんが設計されています。
なんだか、ジブリに出てきそうだなぁと思いながら見ていました。
そして、やはり一番人が多かったのは、三分一博志さんの「犬島精錬所美術館」です!
海の方へ進んでいくので景色もすごく綺麗でした!
そして奥に見えている塔が、目的の建物になります。
元々、精錬所として稼働していましたが、価格暴落と鉱石争奪戦によって操業が停止し、その後も再建のめどが立たず残っていた建物が
アートプロジェクトの一つとして利用されるようになりました。
中は迷路みたいになっていたり暗かったりと、色々な楽しい場所が多いので是非足を運んでみてください。
私的に犬島はとてもジブリ感があってすごく楽しい場所でした。
そして、お昼頃に豊島への船へ乗船して移動しました。
豊島にある西沢立衛さんの「豊島美術館」はすごく有名な建物なので、知っている方も多いと思います。
この美術館は、建築だけでなく周囲の地形との関係性も作品として感じられます。
長い道を観光客に歩かせることで、それを感じさせているのでしょうか?
内部空間も大きい空間なのに屋根があって柱がない建築が半分埋まっていて、とても洗練されているシンプルな建物でした。
豊島にはあまりゆっくりと観光することは船の時間上出来なかったのですが、
一日に二つの島で多くの作品を見ることができたのはすごく良い思い出になりました!
この後、夜に直島へ到着しますがそれは三日目のブログの初めに載せたいと思います。
夜の港はなかなか行くことがないので、すごく新鮮でした。
坂口